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ケロケロ親孝行キャンプ番外編
今回は、母の手術記録になります。
はじめに
これまで「親孝行キャンプ」として、母との時間や日常を記録してきました。
今回は少し番外編として、母が「腰椎すべり症」の手術を受け、回復していくまでの経過をまとめて残しておこうと思います。
腰の手術と聞くと不安になる方も多いと思いますし、
親の手術に付き添う立場として、私自身も戸惑いや心配がたくさんありました。
同じような状況にいる方、これから迎えるかもしれない方の参考になれば嬉しいです。
母の病名「腰椎すべり症」
母は30代後半から慢性的な腰痛を抱えていました。
日常生活は何とかこなせていましたが、60歳を過ぎた頃から歩行や長時間の外出がつらくなっていきました、痛みは強くなり、歩行や長時間の外出がつらくなっていきました、現在65歳です。
かかりつけの整形外科を受診した際、
「専門の病院で詳しく診てもらった方がいい」と紹介状をもらい、別の病院を受診したのが6月5日。
CTなどの検査の結果、
**腰椎すべり症(腰の骨が前後にずれて神経を圧迫している状態)**と診断されました。
ずれは約1cm。
医師からは
「痛みも強いですし、手術という選択肢もありますが、どうしますか?」
と説明を受けました。
母は迷うことなく
「します」
と即答。
30年以上続いた腰痛が良くなる可能性があるなら、と
手術を前向きに受け止めていました。
手術までのスケジュール
- 6月5日:初診・CT検査・腰椎すべり症と診断
- 7月7日:術前検査一式
- 7月14日:コルセット作成・手術説明
- 7月28日:入院
- 7月29日:手術
母は「これで良くなるなら」と期待していましたが、
去年末に受けた肩の腱板断裂の手術で、麻酔酔いがかなり辛かったこともあり、
そこだけは最後まで不安そうでした。
内視鏡での手術と「ボルトで固定する固定術」
今回、母が受けたのは
内視鏡で行う腰椎固定術でした。
腰椎すべり症でずれてしまった腰の骨を、
金属製のボルトでしっかり固定する手術です。
内視鏡手術のため、
- 皮膚の切開は比較的小さく
- 傷も最小限
- 出血量も抑えられる
という説明を受けました。
ただし、
「傷が小さい=楽な手術」ではありません。
体の中では、
ずれた骨を元の位置に戻し、
ボルトで固定するという大きな処置が行われます。
医師から言われた忘れられない言葉
手術前の説明で、
医師からこう言われました。
「この手術、
人生で一番痛い手術になると思います
ただ、痛み止めも良いものが色々出てきており、
できるだけ痛みを軽減できるように調整します、痛みのピークは2日ですので頑張りましょう!」
内視鏡で傷は小さい。
でも、骨を固定する手術である以上、
術後の痛みが強く出る人も少なくない。
その言葉を聞いて、
家族としても
「決して軽い手術ではない」
という現実をはっきりと理解しました。
入院初日(7月28日)
翌朝一番で手術のため入院。
病室は窓際の4人部屋でしたが、区画が広く、思ったよりゆったり。
入院してすぐ昼食が出て、
「わ、美味しい。これなら入院生活も楽しみ」
と少し緊張がほぐれた様子。
この日は特に大きな処置もなく、
説明や確認を済ませて終了。
「また明日来るね」と伝えて帰宅しました。


手術当日(7月29日)
手術は9時から。
8時半前に病室へ行くと、母はすでに準備万端だった。


本人の心の準備もバッチリで、
余裕の笑顔で
「行ってきます」
と、看護師さんと一緒に手術室へ向かっていった。
その間も、
「麻酔酔いが……」
と、しっかりアピールしていた(笑)。
手術は予定通り、約3時間。
ちょうど3時間後、母が病室へ戻ってきた。
まだ麻酔が効いていてぼーっとしていたが、意識はあり、
無事に手術は終わったとのこと。
今回は麻酔が強いのか、しばらくぼんやりしていて、
血圧と酸素濃度がやや低く、看護師さんが頻繁に様子を見に来ていた。
ただ、心配していた麻酔酔いは出ていないようで、そこは一安心。
手術後、先生が病室まで来てくれた
手術が終わり、
母が病室に戻って少し時間が経った頃。
担当の先生が、
わざわざ病室まで来てくださいました。
そして穏やかな口調で、
「手術は予定通り終わりました。
とてもきれいに固定できています」
そう伝えてくださいました。
手術後のレントゲン写真を見せてもらう
その時、
手術後のレントゲン写真も見せてくれました。
ずれていた腰椎は
きちんと元の位置に戻され、
ボルトでしっかり固定されているのがはっきり分かる画像でした。
ずれていた腰椎が、ボルトで固定されているのが分かる
正直、
「ボルトで固定する手術」と聞いた時は
想像するだけで不安でした。
でも実際の画像を見て、
そして先生の
「成功しています」
という言葉を聞いて、
胸の奥にあった緊張が
すっとほどけたのを覚えています。


14時頃から少しずつ麻酔が覚めてきて、話せるようになったが、
今度は痛みが強くなってきた。
看護師さんに
「痛みを10段階で言うとどれくらいですか?」
と聞かれ、
「9です。かなり痛いです」
と答えるのに、
「痛み止め入れますか?」
と聞かれると、
「いいです」
と断る母。
なぜ??
手術後は、点滴に医療用麻薬の痛み止めがセットされていて、
患者自身がボタンを押すことで追加できる仕組みになっている。
「押しとくで?」と私が言うと、
「ありがとう」
と素直に言う。
聞かれると遠慮してしまうらしい。
本当にややこしい性格だ(笑)。
母は上向きでずっと寝るのが苦手で、
横を向きたいのだが、看護師さんを呼んで頼むのも遠慮してしまう。
「向き変えましょうか?」
と聞かれるとお願いできるのに、自分からは言えない。
私が体位変換をしてもいいと言われたので、
何度も向きを変えながら何とかやり過ごした。
夕方、
「少しなら自分で向きを変えても大丈夫ですよ」
と看護師さんに言われ、しばらくしてから向きを変えようと母が手に力を入れた瞬間、
点滴がはち切れるように抜けた。
引っ掛けたわけでもない、不思議な抜け方だったらしく、
看護師さんも少し驚いていた。
本人は痛み止めのせいか必死だったのか、全く気付かずそのまま動くので。
私が慌てて制止し、止血してナースコール。
差し直してもらい、事なきを得た。
……なんか、母、いろいろすごい。
その後、ベッド上での夕食(普通食)が出て、
少し食事の手伝いや歯磨きをして、
19時頃には血圧も落ち着いてきた。
母も「大丈夫」と言うので、
この日は帰宅した。


術後の回復経過
術後1日目
手術翌日、面会時間に病院へ行くと、
母は少し熱があり、氷枕をしてベッドで寝ていた。
まだベッド上での生活で、痛みも継続中。
ただ、寝返りは一人で上手にできていた。
朝にはリハビリの先生が来て、
コルセットを着けた状態でベッドサイドに座る練習をしたとのこと。
食欲はあり、
「まだピークの2日目やから、ここが山かな?」
と話していた。
この日は
「また明日来るね」
と声をかけて帰る。
術後2日目
術後2日目。
今日は弟と、娘も一緒に面会へ。
驚いたことに、母はすでに歩行器を使って歩いていた。
食事もベッドではなく、椅子に座って食べている。
トイレや歯磨きも、歩行器を使って一人で行けているらしい。
痛みについて聞くと、
「まぁ痛いのは痛いけど、全然大丈夫」
とのこと。
回復の早さに、こちらが驚かされる。
術後5日目〜退院
術後5日目には、
何も持たずに病棟内をウロウロ歩いていた。
痛みはほとんどなく、
コルセットの脱着にも慣れてきたようで、
「ここからはしっかりリハビリして、退院まで頑張る」
と前向き。
術後10日で退院が決まった。
退院後のリハビリは、
かかりつけ医で続けるとのこと。
術後1か月後に、検診予定。


退院後の生活と工夫
退院前には、自宅での動作を想定して、
少し不便になりそうなことを先に済ませておいた。
- トイレやお風呂の掃除
- 床拭き
- 猫のトリミング
腰を曲げられないため、
ベッドの高さを足で調整し、
キッチンには椅子を置いて、
洗い物や調理を座ってできるようにした。
トイレやお風呂は、もともと手すりがあったので問題なし。
退院当日。
外に出た母は、嬉しそうに深呼吸。
帰りに買い物をして、
カフェでランチを食べてから自宅へ。
久しぶりの愛猫との再会を、
とても喜んでいた。
とりあえず、日常生活は問題なさそうで、少し安心する。


術後3ヶ月検診
11月、術後3ヶ月検診。
CT検査なども実施。
- 骨の状態
- 固定具の位置
いずれも問題なく、経過は良好との診断。
コルセットは外れず、
硬いものから柔らかいタイプへ変更。
原付はOK、
キャンプも無理をしなければ問題なし、
プールはもう少し様子見。


現在の様子
12月には復帰キャンプへ。
温泉にも入り、とても満足そうでした。
今はほぼ元の生活に戻り、
- 原付で一人でリハビリへ
- 日常の買い物も自分で
ただ、歩行は5分ほどで休憩が必要。
それでも休み休みならショッピングモール半周ほどは歩けます。


まとめ
腰椎すべり症の手術は、
「手術したら終わり」ではなく、
そこからの回復と生活の再構築が本番だと感じました。
それでも、
少しずつ「できること」が増えていく母の姿を見て、
一緒に喜べたこの時間は、
間違いなく親孝行キャンプの延長線だったと思います。











