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最近テレビや、ネットのコマーシャルで、50を過ぎたら帯状疱疹のワクチンを受けましょうとやっているの見た事ありませんか?。
特に、免疫の弱ってくる高齢者の方は打っておいて損はない予防接種だと思います。
今回の記事は帯状疱疹の予防接種についてまとめました。
どんな病気か?、どこで打てるのか、金額はどのくらいかかるのか?などを記事にしました。
実際に父(74歳)も打ちました。
帯状疱疹ってどんな病気?原因は?
そもそも帯状疱疹ってどんな病気なの?
名前は聞いたことあるけど、詳しく知らない。
帯状疱疹は、水痘の原因ウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルスに感染して発症する病気です。水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染すると水痘にかかりますが、治った後もウイルスは体の神経節に潜んでいます。たとえウイルスが潜んでいても、通常時は悪さをすることはありません。しかし、加齢・病気・疲れなどで抵抗力が弱くなると、潜んでいたウイルスが活動を再開して帯状疱疹を引き起こします。
帯状疱疹は加齢に伴って発症率が高くなり、特に50歳代から急激に増加し、80歳までに約3人に1人が発症するとされています。齢とともに発症率が高まる傾向にあります。しかし若い人であっても、疲れが蓄積すると帯状疱疹を発症することがあります。またエイズやがん、疫抑制薬の服用などに関連して水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫力が低下すると、帯状疱疹を発症しやすくなります。
症状1
皮膚の赤い発疹、痛みを伴う水疱が帯状に現れます。
症状がよく現れる部位として肋間神経のある胸や背中が挙げられますが、顔、下腹部、腕、脚、お尻など体のどこにでも出現します。
重症の場合には局所の皮疹に加え、全身に水痘のような発疹が生じることもあります。
症状2
疼痛、発疹が出る前から疼痛が現れることがあり、発疹がある部分は触れることさえ辛くなることがあります
症状3
帯状疱疹後神経痛は非常に辛い状態で、長期間にわたって続くことがあります。が治った後も、神経痛が続くことがあります。
「焼けつくような」「電気が走るような」と表現される特徴的な痛みで、衣類がこすれたり、冷風が当たったりするだけでも強い痛みが引き起こされることがあります。症状には個人差があり、人によっては夜も眠れないほどの痛みが生じることもあります。帯状疱疹後神経痛は年齢が高くなるほどリスクが高くなります
帯状疱疹は一般的に自己抑制されることがありますが、合併症や帯状疱疹後神経痛などの問題が発生することがあります。高齢者は時に帯状疱疹のリスクが高いため予防接種を受けることが勧められています
合併症
希に合併症を起こすこともあります。
耳周囲の帯状疱疹では、顔面神経痛(口をうまく閉じられず食べ物が口からこぼれる、目を閉じられないなど)のほか,難聴、めまい、味覚障害などの症状がみられます。
また、ひたいからまぶたや鼻にかけての帯状疱疹では結膜炎や角膜炎などの目の症状を引き起こすことがあります。
帯状疱疹のワクチンについて
帯状疱疹にはワクチンがあり、接種することで予防することが出来ます。
帯状疱疹の予防には、主に50歳以上の方を対象としたワクチンがあります。
水疱瘡にかかったことのある方は既に水痘・帯状疱疹のウイルスに対する免疫を持っていますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い免疫を強化する事で帯状疱疹を予防します。予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんがたとえ発症しても症状が軽く済むため接種を50歳以上の方は接種を推奨しています。
ワクチンには、感染症の原因となる細菌やウイルスの病原性を弱くしたものや、成分の一部を取り出したもの、また病原性を全くなくしたものがあります。
ワクチンを体内に接種すると、そのワクチンの成分(細菌やウイルス)に対しての免疫力を高め、病気の発症や重症化を抑えることが出来ます
ワクチンはどこで打てるの?
基本的にかかりつけ医に相談となります。
大体の内科で対応可能です、疾患等により接種が推奨出来ない場合等ありますので相談してください。
ワクチンの費用は?
帯状疱疹のワクチン接種費用は医療機関ごとに定められており、全額自己負担となります。 接種を希望の方は、ワクチンを取り扱っている医療機関に直接ご相談ください。
帯状疱疹ワクチンには、乾燥弱毒水痘ワクチン(1回接種)と不活性化帯状疱疹ワクチン(2回接種)の2種類があります。
おおよその金額は
乾燥弱毒水痘ワクチン(1回接種)で1万円前後が多いです
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(2回接種)は4万5千円前後です
※医療機関により金額は異なるため必ず、受ける医療機関にて事前に確認を行なって下さい。市によって助成金のある市もあるため一度市役所等で確認をしてみて下さい。
ちなみにうちの父は、助成金はなく、乾燥弱毒水痘ワクチン(1回接種)を内科のかかりつけ医で受けて、1万ちょっとでした。
痛みも少なく、副反応等もなかったようです。
ワクチンの種類について
どちらを打つかは、医療機関にてかかりつけ医と相談の上決めて下さい。
乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)
- 水痘・帯状疱疹ウイルスを弱らせ病原性をなくし、乾燥凍結させたもの。
- 60歳以上で51.3%の効果があり、8年目に31.5%まで低下する
- 副反応として、注射部位の痛みや腫れや水痘症状が出ることが多いが副作用は少なめ
- ただし、妊娠が明らかな方や免疫抑制患者など、接種できない方がいる
- 値段がシングリックス®よりも安価(1回接種で10,000円前後)
- 1回接種。
帯状疱疹不活化ワクチン(シングリックス)
2020年1月に帯状疱疹専用のワクチンとして認可されたものです。
- 病原性をなくしウイルスの一部のみを使用した「不活化ワクチン」
- 50歳以上で97.2%の予防効果があり、10年後も80%を超える長期予防効果
- 副反応として、注射部位の痛みや腫れ、全身的な倦怠感、頭痛、筋肉痛、悪寒、発熱などがあり、弱毒生水痘ワクチンよりも副作用は多め。
- 弱毒生水痘ワクチンより高価(2回接種で45,000円以上)
- 2回接種が必要
まとめ
帯状疱疹は、誰でも発症するリスクがあり高齢になるほどリスクが高くなる。
帯状疱疹にかかると、痛みが強く治療も長くかかることがあり重症化することもある。
50歳以上の方は予防接種を行う事で予防することができる
予防接種は、近くのかかりつけ医で接種できる、費用は実費のため1万弱から4万円強
予防接種で防げる帯状疱疹、高齢の方に是非受けてもらいたいです。